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映画・ドラマのあらすじ/ネタバレ/感想ブログ

映画やドラマのあらすじ・ネタバレ・感想などをつづります。 ここでの映画やドラマのあらすじ・ネタバレ・感想はあくまでも個人的な主観によるもの。 「ほぇ~」くらいでお願いします。

 

私は貝になりたい あらすじ ネタバレ 感想 [映画]




私は貝になりたい あらすじ ネタバレ 感想

「私は貝になりたい」が8月15日、TBS系の「水曜プレミアシネマ」で地上波初放送されました。

「私は貝になりたい」のあらすじと、それを見てのネタバレ(感想)を書きたいと思います。

「私は貝になりたい」は清水豊松(中居正広:SMAP)と、その妻清水房江(仲間由紀恵)を中心にストーリが展開されていきます。




【「私は貝になりたい」概要】

夫婦で理髪店を営む一人の男性(清水豊松)が、戦時中にアメリカ兵を殺害しようとした罪(実際にはケガをさせただけ)を軍隊から復員した後の裁判で問われ、BC級戦犯として死刑にされるという悲劇を描いた作品。
ストーリー自体は橋本氏の「架空の物語」とされているが、劇中の主人公の遺書が、元陸軍中将で自らも戦犯として裁判を受けた加藤哲太郎の手記「狂える戦犯死刑囚」の遺言内容と酷似していたため、その後原作権をめぐり裁判にまでなった作品である。

【「私は貝になりたい」あらすじ】

時は昭和19年、第二次世界大戦中。
高知県幡多郡清水で理髪店を営んでいた清水豊松(中居正広)は、気は弱いが平凡な人柄の人物であった。
戦争が激化する中、豊松にも赤紙が届き、出征することになる。

内地の日高中隊に所属した豊松は、厳しい訓練の日々を送る。
ある日、追撃されたアメリカ軍B-29 の搭乗員が大北山山中に降下。
軍事司令官の矢野中将(石坂浩二)による「搭乗員を確保、適切な処分をせよ。」という命令が、尾上大隊を経て大山北の最寄りにいた日高中隊に下り、山中探索の結果、虫の息であった搭乗員を発見。
そこで豊松は、小隊長から滝田二等兵とともに十件でその米兵を刺すように命じられた。

終戦後、豊松は無事に復職するも戦犯として特殊警察に逮捕され理不尽な裁判に人生を翻弄されるのであった。

以上が「あらすじ」です。




なお、この作品は1958年・1994年にドラマ化され、1959年と2008年に映画化されている。ドラマ版、映画版共に時を経て内容自体に多少の修正がなされている。


 映画「私は貝になりたい」 予告編


【「私は貝になりたい」ネタバレ・感想】

  ※知りたくない方は以下は飛ばしてください。







豊松は貧乏育ちで若くして理髪店の丁稚奉公に出されます。
そこで別の理髪店で働いていた房江と恋に落ちるも、その事を理由に親方から首にされ職を失います。
二人は実家にも帰れす行くところをなくしてしまいますが、細々と夫婦で理髪店を始めます。
順調とはいかないまでも店が軌道に乗ろうとしていたときに豊松の元に赤紙が届き出兵することに。
気弱な豊松は何かにつけて立石上等兵(六平直政)に殴る蹴るの暴行?しつけ?をされます。
本当に理不尽です。
見ていていらつく程理不尽です。
そんな中、山中に降下したB-29の米軍乗組員を探しに行く事になり、「一番気合いの入っていないものに処刑させよ」と言う命令を下され、豊松と滝田二等兵(荒川良々)が選ばれ銃剣で米兵を処刑することになる。
しかし、気弱な二人は刺すことができない。
それでも上官の命令は天皇陛下の命令との掟を持ち出され、再び刺そうとするも・・・実はヒヨってしまい腕にきり傷をつける程度で終わってしまう。
当然そのあとは立石上等兵にボコボコにさえる事に。
終戦を迎え、家に帰り家族で平和に暮らしているところに特別警察が豊松を逮捕しに来る。
そこから裁判がおこなわれるが、矢野中将の命令が「適切に処置せよ」だったことがわかり上等兵以下は困惑する。
その後裁判で中将、中佐は死刑となるものの、それ以下は終身刑、25年の重労働等の刑になり、自分たちはなんとか死刑は免れそうだと安心していたところに、まさかの「死刑」の判決がくだる。
そこからは納得のいかない豊松の悲痛の訴えとそれが上手くいかない葛藤、矢野中将との関係の模様、なんとか減刑を勝ち取るために署名を集めて回る妻房江の様子が描かれていく。
最終的には減刑は認められず絞首刑が執行される。
このときに書いた手紙(遺書)に、この時代に生きたことの無情さと絶望、生まれ変わったとしても人間とは一茶氏係わる事のない深い深海に生きる貝になりたい。とつづられている。
その後残された家族がどうなったか、共に米兵の処刑を言い渡された滝田二等兵がどうなったのかは明かされていない。




戦争の残酷さと当時の日米による「人権」についての考え方の違い、人間という存在の無情さを考えさせられる映画です。

色々な意見があるだろうが、中居正広の演技は非常に上手で共演する石坂浩二が良い味を出していた。
ただ、六平直政演じる立石には以上に腹がっ立った、とっても面白い映画でした。

~ 私は貝になりたい あらすじ ネタバレ 感想  ~





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