るろうに剣心 映画 ネタバレ 感想 [映画]
るろうに剣心 映画 ネタバレ 感想
8月25日から公開されている映画「るろうに剣心」を観てきたので「るろうに剣心」のネタバレと感想を書きたいと思います。
後半に映画のネタバレがありますので、映画の内容はまだ知りたくない方は前半だけでお楽しみください。
「るろうに剣心」は、週刊少年ジャンプに1994年~1999年まで連載された和月伸宏さんの大人気マンガです。
1996年のテレビアニメ化を最初に映画・OVAとアニメ化もされました。
海外では「るろうに剣心」は「Samurai X」や「Rurouni Kenshin」などで広がっています。
「るろうに」とは流れモノや放浪者を意味する本作品の造語であって、漢字で表記すると「流浪人」。
幕末に「人斬り抜刀斎」としておそれられた伝説の剣客「緋村剣心」が、明治維新後は「不殺(殺さず)」の誓いをたて、流浪人として全国を旅をしていく中で、神谷薫や、同じ激動の時代を生き抜いた宿敵たちとの戦いを通じて、剣の道とその意味、新たな時代での生き方を模索していくストーリー。
「るろうに剣心」は明治時代初期の日本が舞台でストーリー自体はオリジナルだが、赤報隊や新鮮組などが登場しその時代の人物や背景を上手く絡ませた作品で、主役の「人斬り抜刀斎」こと「緋村剣心」の中性的な容姿と普段のおっとりした雰囲気に比べ、いざ戦闘となった時のギャップに引かれる女性ファンが激増したマンガです。
今回の映画版「るろうに剣心」は、「人斬り抜刀斎」こと緋村剣心が神谷薫らと出会い、新型アヘンを売買することで財を成して帝国を作ろうと企てる実業家の武田観柳(香川照之)や幕末の士族の生き残りである鵜堂刃衛(吉川晃司)と対峙していきます。
緋村剣心役には佐藤健、神谷薫役には武井咲、相楽左之助役には青木崇高というどことなくオリジナルがイメージできる容姿を待つキャストが選ばれており、そのほかにも、吉川晃司、江口洋介、香川照之、蒼井優、など脇を固めるキャストは豪華です。
映画『るろうに剣心』予告編映像
【ネタバレ】
時は幕末。
明治維新の裏に「人斬り抜刀斎」として恐れられた伝説の剣客「緋村剣心」の存在があった。
人斬り抜刀斎の操る剣は、一対多数の戦いを得意とする殺人剣である「飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)」。
剣心は、人を殺すことに疑問を持ちながらも、それで人々が幸せになる世の中に変わるならばと、葛藤を抱えながらも暗殺をくりかえし、ついに明治維新は成功。
しかしそれと同時に人を殺すことをやめ「不殺(殺さず)」の誓いをたて、その誓いを貫く象徴として、通常の刀とは刃が逆についた「逆刃刀」を持つ。
明治維新後に全国を放浪していた緋村剣心は、「人斬り抜刀斎」の名を名乗るニセモノの鵜堂刃衛に手配書が出ていることを知る。
実はこのニセ抜刀斎こと鵜堂刃衛も幕末の戦の生き残り。
時代が変わったこの世を「くだらぬ世」と蔑みながら武田観柳の用心棒として、ただただ人を殺し、血を求め生きているが、ついに本物の人斬り抜刀斎を見つけることで、剣心との決闘という心の生きがいを見つけることになる。
そんな時に、ニセ抜刀斎が「神谷活心流」を名乗っているせいで門下生がゼロになってしまった神谷活心流の師範代である神谷薫が、ニセ抜刀斎を倒そうと探していたところ、流浪人の緋村剣心をニセ抜刀斎だと勘違いし二人は出会う事になる。
その後ニセ抜刀斎を見つけた薫は無謀にも木刀で勝負を挑み、殺されかけたときに剣心に救われる事になる。
さらにその後、観柳の部下たちに道場を明け渡すよう道場が襲撃され、そこに剣心が登場しまたしても薫を助けることになる。
ちなみに神谷活心流は「人を生かす剣」を信条にしており、剣心の「人を殺さずに人を守る剣」と近い信条から、双方に通ずるところを見出すようになる。
剣心はこの一件で警察に引っ張られるも、幕末当時の戦にて目前で対決することのなかった斎藤一と当時の雇い主である山形有朋に出会い、新型アヘンを売り捌くことで帝国を作ろうとする観柳討伐の協力を要請されるがそれを断る。
以来、助けてもらった剣心に薫が声をかけることで剣心は道場の居候となり、自分の守るべき大切なものに気付き、それを不殺の剣で守ろうとする。
そして、観柳の下で新型アヘンを開発し、逃げてきた高荷恵や、喧嘩屋相楽左之助との出会いを経て、剣心は観柳の巻き起こすゴタゴタに巻き込まれていくことになる。
観柳を殺そうと、観柳の下に戻った恵を救い出すために剣心と左之助は観柳邸に乗り込んでいくことに。
しかし観柳邸には金にものを言わせて幕末の生き残りの侍を250名と用心棒、そして新型のガトリング銃。
それらをなんとかして攻略し恵を救い出すも今度は鵜堂に薫をさらわれてしまう。
鵜堂の目的は本物の人斬り抜刀斎と生死をかけた決闘をすること。
剣心の中から「本物の抜刀斎」を引き出すために薫を使い剣心を挑発。
剣心も不殺の誓いを破り鵜堂を斬ろうとするが、薫に制され斬ることを止める。
最終的には鵜堂が自らの刀で自分を刺す格好になり不殺の誓いは破られることなく事態は終焉を迎えることなる。
【感想】
本映画はマンガのイメージを崩さない配役により、原作を知っていても楽しめる内容になっているように思いました。
特に「ハゲタカ」や「龍馬伝」を手掛けた大友啓史監督の演出する、スピーディーかつアクロバティックな戦闘シーンは見ごたえ十分で、剣心の立回りはこれまでにないようなスピード感が感じられます。
ただ、左之助の喧嘩のシーンはやや不自然さが残り、う~ん、、、と言う感じでした。
また大詰めの剣心と鵜堂の戦いの終盤に出てくる、薫の苦しみながら剣心に語りかける長台詞が、「苦しさ」を表現するあまり、その演技に引っ張られて戦闘の流れが切れてしまい、それまでの緊張感をシラケさせてしまったような感がありました。
左之助のキャラクターは実際に演じるの難しいどろうと思いますし、薫の長台詞も漫画なら一コマ、二コマで描くことができるし、「苦しい演技をしながら長台詞を言う」というのも難しいのでしょう。
ただ、周りを周りを固めるキャストの演技が充実して見えたためにそのあたりが浮き出てきてしまったのが残念でした。
そうはいっても、実写版であれだけスピード感のある演技を見ることができるものは他にはないでしょうから、十分に見る価値ありの作品だと思いました。
面白かったです。
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